ソフトバンクエアーを解約したいけれど、高額な端末残債がネックになっていませんか?「この残債さえなければ、もっと快適なネット環境に乗り換えられるのに…」そんな悩みを抱えるあなたへ。
実は、その端末残債、他社への乗り換えキャンペーンを賢く利用することで、実質的な負担をゼロにできる可能性があります。
この記事では、誰でも実践できる具体的な手順と、損をしないためのチェックポイントを分かりやすく解説します。
乗り換えキャンペーンでソフトバンクエアー解約時の本体代の残債は”ほぼ”ゼロにできる!
通信サービス各社では、他社からの乗り換えで発生する違約金や端末残債をダイレクトに負担するキャンペーンや、高額な「キャッシュバック」で乗換えによる経済的な負担を補填できるキャンペーンを実施しています。
これを利用してソフトバンクエアーの端末残債の自己負担を限りなくゼロに近づける、という事です。
実践!あなたが判断すべき3つのステップ
賢く乗り換えるために、あなたが決めるべきことはたったの3つです。このステップに沿って考えていきましょう。
ステップ①:まず、何に乗り換えるか?回線タイプを決める。
ソフトバンクエアーと同じタイプの他社のホームルーターへ乗り換えるのか、それとも今度は思い切って光回線へ乗り換えるのか、あるいはポケットwifiへの乗換えはどうなのか?という話。
光回線を選ぶべき人
途切れが許されない在宅ワークやオンラインゲーム、高画質動画の視聴を制限なしにするならこれ一択です。通信速度や接続の安定性はホームルータータイプより上です。
他社ホームルーターを選ぶべき人
引越しが多い方や、建物の構造上光回線を引込めないなどの光回線を選べない事情があれば、このタイプしか選択肢はないですね。
通信速度や接続安定性は光回線よりは劣りますが、次に紹介するポケットwifiよりははるかに上です。自宅利用メインならこれ一択です。
ポケットWiFiを選ぶべき人
思った以上に出先でインターネット回線に繋ぐ必要があった。携帯電話のテザリングではもたない、という方はこれ一択になるでしょう。光回線はもちろん、ホームルータータイプでも持ち出しての利用はできません。
ただし通信品質は3種類のなかで一番低いです。
本稿おすすめは?
光回線への乗換えがベストな選択肢だといえます。その理由は以下の3点に尽きます。
- ソフトバンクエアー解約時に発生するいろいろな費用を補填するうえで一番有利
- 通信品質(通信速度と接続安定性)が一番優れている
- 基本的に使い放題で月~ギガまでのような制限とは無縁
他のタイプ(他社ホームルーターやポケットwifi)への乗換えでもキャンペーンはいくつかありますが、光回線への乗換えが他と比べてキャッシュバックの金額などを見ても高額となる傾向が一番強いからです。
また、携帯キャリアの電波を受けるのではなく直接物理的な光ケーブルを自宅まで引っ張ってくるわけですから、当たり前っちゃ当たり前ですが通信が安定します。
月々同じくらいの利用料金払うのであれば「遅い」「途切れる」のストレスから解放される光回線が断然いいですね。
使い放題というのも光回線の基本ですね。ギガを気にしなくていいのは大きなアドバンテージです。
本記事も光回線への乗換えに照準をあてて説明してゆきます。
ステップ②:次に、どのサービスを契約するか?
回線タイプを決めたら、具体的なサービスを選びます。
ソフトバンクエアーからの乗換えで検討すべき光回線は以下の3サービスでいいでしょう。
- auひかり
- ドコモ光
- GMOとくとくBB
もちろん国内の光回線はもっと多くのサービスがありますが、ソフトバンクエアーの端末残債の経済的負担を補填する乗換えキャンペーンで有利なものを選ぶとすれば、公式キャンペーン上でこれを明確にうたっている中ではこの3種の中から選ぶのが有利です。
因みに、auひかりは他の2つの回線(ドコモ光とGMOとくとくBB)と違いNTTのダークファイバーを利用した独自の通信網を持った回線です。
これに対しドコモ光やGMOとくとくBBはNTTのフレッツ網に入りそのままNTT東西のサービスであるフレッツ光と光ファーバーや局内設備を共有する光コラボ回線です。
その他にも電力会社系と呼ばれる光回線ももちろん乗換えの候補と考えてもいいのですが、電力会社系はその地域限定のサービス提供ですので、本稿ではあえて割愛しました。(機会があればそちらも記事化してゆきますが暫くお待ち下さい)
参考に日本国内の光回線を一覧にしました。
サービス名 | 種別 | 提供会社 | 提供エリアの制限 |
---|---|---|---|
フレッツ光 | フレッツ光 | NTT東日本・西日本 | なし (全国) |
ドコモ光 | 光コラボ | NTTドコモ | なし (全国) |
SoftBank 光 | 光コラボ | ソフトバンク | なし (全国) |
GMOとくとくBB光 | 光コラボ | GMOインターネットグループ | なし (全国) |
ビッグローブ光 | 光コラボ | ビッグローブ | なし (全国) |
eo光 | 電力会社系 | オプテージ (関西電力系) | あり (近畿2府4県+福井県の一部) |
コミュファ光 | 電力会社系 | 中部テレコミュニケーション (中部電力系) | あり (東海4県+長野県) |
BBIQ | 電力会社系 | QTnet (九州電力系) | あり (九州7県) |
メガ・エッグ | 電力会社系 | エネルギア・コム (中国電力系) | あり (中国5県) |
Pikara | 電力会社系 | STNet (四国電力系) | あり (四国4県) |
auひかり | 独自回線系 | KDDI | あり |
おすすめ回線タイプ
本稿のおすすめはauひかりです。
理由はまずソフトバンクエアー本体代の残債を補填するうえで一番効果的なキャンペーンが多いからです。
あとで説明しますがauひかりはKDDI公式の乗換えキャンペーンだけでなく、それと併用できる販売代理店の大型のキャッシュバックが豊富にあり多くの選択肢があります。
これに対してNTT系は光コラボも含めて若干のサービスを除いてどちらかといえばこの種の乗換えキャンペーンは(一社を除いて)あまり強力なものがないように思います。
auひかりは多くの事業者の回線が相乗りするフレッツ網に乗り入れない独自網であることから通信品質もNTT系より優れているという評価がされています。
NTT系より優れているとまで言えるかどうかは比較検証のデータもありませんので何とも言えませんが、少なくともNTT系と同等の品質を備えた光回線サービスであることは間違いありません。
一番のウィークポイントがNTT系と違い提供可能エリアとそうでないエリアがあるということです。
残念ながら提供エリア外ということなら次の候補を検討することになります(それでも全く問題ありません)。
ソフトバンク光への乗換えが検討外なのは何故?
他社サービスからソフトバンク光への移行は公式キャンペーン「SoftBank あんしん乗り換えキャンペーン」というのがあり他社解約時の違約金や撤去工事費を最大10万円まで還元するというとても魅力的なキャンペーンがあります。
ただ残念なことにソフトバンクエアーからの乗換えはキャンペーンの対象外です。理由は他社からの乗換えではないからですね。当たり前です。
公式キャンペンでは無理としても販売代理店のキャンペーンではどうか? 公式と同じくどの販売代理店の独自キャンペーンでも、すべてsoftbank airからの乗換えは対象外であると明記されていました。
考えればすぐわかることでした。
ソフトバンク的には新規に顧客を獲得できる話ではなく(単に社内サービス内でのプラン変更が行われるに過ぎない)、新規顧客獲得のための販管費の一部を販売代理店にキックバックする理由がないのです。
当然販売代理店としてもこれを原資にした新規顧客へのキャッシュバックキャンペーンも対象外とせざるを得ないわけですね。
結論ですが、ソフトバンク光への乗換えでは何ら解決にはならないという事です。因みにソフトバンク光は光コラボ回線なので中身はNTTのフレッツと同じです。というかフレッツそのものです。
ステップ③:最後に、どこで(窓口)契約するか?
同じサービスでも、契約する「窓口」によって特典が大きく異なります。
公式サイト
運営元が直接提供する窓口。全員受けられる安心感はありますが、特典内容は標準的です。公式キャンペーンだけでは足りません。次の販売代理店の独自キャンペーンとの合わせ技で効果(ソフトバンクエアー端末残債の補填)を最大化させます。
販売代理店
公式サイトに代わって販売を行う窓口。代理店独自の高額キャッシュバックなど、公式よりお得なキャンペーンを実施している場合が多く、端末残債を補填するなら代理店経由が断然おすすめです。
商品(光回線)は同じでもそれをどこから買うかで経済的な有利不利が圧倒的な差として出てくるのが乗換えキャンペーンです。
効果が最大となる組み合わせを紹介してゆきますので最後まで読んでください。
【最重要】乗換えキャンペーンの数々のトラップにだまされない
まずどうやって数あるキャンペーンの中からおすすめを選んでいくのか?
本記事がおすすめの組み合わせを選ぶ際に特に慎重にチェックしたことがいくつかあります。
それはこの種のキャンペーンの提供側の宣伝が(大手も含め各社ともそうですが、)とても誇張が大きく契約者の判断を誤らせる危険性が大きいものが氾濫していると感じるからです。
そしてこれは販売代理店のキャンペーンだけでなく公式キャンペーンでも同じです。
各キャンペーンページはどれも魅力に満ちたトップページを持っています。
がしかし詳細に見てみると、その特典の恩恵をうけるには、別のもっと重たい負担(より高額なプランの契約、各種オプションの契約)が裏に隠れていたというような事が当たり前の世界です。
大抵それは、通常気づかないリンク先に隠されていたり、欄外の注意書きのような小さい文字で書かれていたりして読み飛ばしてしまいます。
当記事では、おすすめのキャンペーンを絞り込んでゆくときに特に慎重にチェックした内容が以下の3点です。 一番罠が仕掛けてある箇所はこの3点だからです。
- 特典の対象範囲
- キャッシュバックの条件
- 特典を受け取れる時期
① 特典の対象範囲:
「違約金」だけでなく「端末残債」も負担の対象になっているか?公式キャンペーンの中には「端末残債は対象外」としているものがありそれは候補から外しました。
また対象とはされていても上限額が決まっている場合も多く、その場合は上限額を明記しました。
② キャッシュバックの条件:
不要な有料オプションへの加入が必須ではないか? あまりに不要なオプションを条件としているところは候補にはありませんでしたが、「光電話」については付ける付けないでキャッシュバックの額に大きな差がでるものが多いのが実情です。
固定電話にあまり今価値を感じませんが「ひかり電話あり」を乗換え時は選択し、不要なら一定期間後に廃止すればいいかというのが結論です。それほどキャッシュバックの総額に違いがでています。
キャッシュバックの申請手続きは複雑ではないか? これは重要です。あるキャンペンではキャッシュバックの額が意味不明なくらい高額なのに、それを受け取るための申請手続きがやたら複雑で簡単に申請期間を過ぎてしまい気が付いたら権利を失っている。。。こんなシナリオが透けて見えてくものがありました。 反対に電話一本で口頭で申し込めばOKという非常に解りやすいものもあります。
③ 特典の内容と受取り時期:
キャッシュバックと書かれていても現金の振り込みでないものも結構あります。その場合~円相当のポイントの付与であったり、月々の月額料金から1,000円を10か月割り引きますという形だったり様々です。 もちろん現金を口座に振り込みますというキャンペーンもあります。
ただその特典がいつ受け取れるのか?については要注意でした。ソフトバンクエアーの端末の残債の支払いがあるからです。 これについては高額なキャッシュバックを謳っていても支払いは1年後に半分、残りの半分は2年後というものもあります。
本記事で紹介するのはあくまでも2025年6月時点での情報ですのでその点ご了承下さい。
さぁ、それでは行きましょう!
ソフトバンクエアー本体代の残債の負担を実質ゼロにしたいあなたにお勧めの選択
- auひかりへの乗換え
- ドコモ光への乗換え
- GMOとくとくBBへの乗換え
先にも触れましたが、それ以外にも光回線は沢山ありますが地域限定となる電力会社系やCATV系は今回は検討しません。
また多くの光コラボ回線でも上記以外はソフトバンクエアーの端末残債の負担軽減という目的では検討してもそれほど意味のないものが多く割愛いたしました。
2.auひかりへの乗換え (第一候補)
提供可能エリアであればau光は公式の解約費用負担キャンペーンと、代理店の高額キャッシュバックの両方を活用できる、残債問題解決に非常に有効な選択肢となります。
公式キャンペーンの内容
ソフトバンクエアーの解約違約金や端末残債も対象とはっきりと明示あります。
キャッシュバックは30000円(ただしどのプロバイダを選ぶかで15000円に落ちるので要注意)
ただ現金が直接振り込まれるキャッシュバックではないことに十分留意してください。
①auPAY残額へ10000円のチャージと ②契約後の月々の利用料金からの総額で20000円の割引(月1000円×20か月)これがキャンペーンの核心部分。
公式はどこもそうですが現在のソフトバンクエアーの契約中に乗り換え手続きしないと対象外になります。ソフトバンクエアーを解約してしまったあとではどこも乗換えキャンペーンは対象外です。
申請はいつまでか?についてはauひかり申し込み後12か月以内に申請しないとすべての権利を失います。
申請が受理されてから約1か月後に特典が実行されます。
これが公式キャンペーンの内容です。まぁまぁ普通です(笑)。でもこれだけでは物足らないですね。
これに強力な販売代理店のキャンペーンを組み合わせるのです。
GMOとくとくBB経由で申し込む(キャッシュバックは最大!しかし。。。)
【キャッシュバック還元中!】GMOとくとくBBのauひかりキャンペーン
GMOという会社は実にいろんな顔をもっている会社です。
もともとはISP(インターネットサービスプロバイダ)業務が主軸の会社ですが、ここで紹介するようにau光の販売代理店をしたり、後で出てくるドコモ光を提供プロバイダとして販売もしています。
更には自らが光回線の提供事業者として、光コラボ回線であるGMOとくとくBB光を販売もしています。(本記事でも3番目の候補として紹介しています。)
実にいろんな顔を持った会社ですが乗換えキャンぺーン的な面では他の追随を許さないほど高額なキャッシュバックを実施しているので様々なWebページでも紹介される有名な窓口ではあります。
なのですが、申請の手続きがとてもやっかいであったり、キャッシュバックを受け取れるのがずっと後だったりマイナス面も大きく、気楽にお勧めはしずらいのが本音です。
これらの事情をしらないでキャッシュバックの額に飛びつくと必ず「そんなハズではなかった!」と後悔することになります。トラブルも多いはずですがハッキリと明記してある以上クレームつけても負けます。
auひかりのどのプランを契約するかでキャッシュバックの額は大きく変わりますが、広告されている最高額(例:114,000円)を受け取るには、「auひかり ホーム10ギガプラン」の契約に加え、「ひかり電話」および指定の有料オプション(例:「インターネット安心セキュリティー」「スマホトラブルサポート+」)への加入が必須条件となります 。
標準的な1ギガ/5ギガプランや、オプション未加入の場合でも高額なキャッシュバック(例:73,000円〜85,000円)が設定されていますが、ひかり電話に加入しない場合、キャッシュバック額が約10,000円減額されます 。
GMOとくとくBBが実施する乗換えキャンペーンは意味不明なほど他社と比較しても高額なキャッシュバックが何よりの特徴です。
最大の問題は特典を受けるまでの期間が長いことです。
本キャンペーンではキャッシュバックは開通後2回にわけて支払われます。が、1回目が1年後、2回目が2年後です。ありえます?しかしそうなのです。
ソフトバンクエアーの端末残債の支払いには充てられませんので一旦は自腹での立て替え払いに近い形になります。
しかもそれぞれ11か月目と23か月目に2回も同じ受け取りの申請手続きが必要となるのですが、その申請登録用のフォームがユーザーが普段使っているメールアドレスに送ってくれるのではなく、新規にGMOが発行するメアドにしか送ってくれません。これがGMOトラップと呼ばれているらしいです。
普段使っていないメアドなんてメールアプリにアカウント追加登録していないと見れないのですから、届いたことすら気が付かないわけです。
届いた月の翌月末までに口座情報をフォームに入力して返信していないと期限切れで権利を失います。
回線品質もいいauひかりですし乗換えキャンペーンとしてはかなり高額のキャッシュバックがある選択なので(時期は遅いが現金の振り込み)、候補から外れませんが、だれにでも気軽にイチ押し!なんてノリでは無責任におすすめできないのが本音ですね。
それでもやはりこの金額は魅力的ですね。
【キャッシュバック還元中!】GMOとくとくBBのauひかりキャンペーン
株式会社NEXT経由で申し込む(キャッシュバックはそこそこ。翌月振込がイイ)
「高額」「速さ」「簡便さ」の優れたバランス。キャッシュバック総額の大部分を占める代理店分が、申請不要かつ翌月末振込という、ユーザーにとって非常に有利な条件で提供されます。
これにより、高いリターンと受け取りの確実性を両立しています。また、開通までのWi-Fiルーター無料レンタルサービスも提供しています 。
多くのユーザーにとって最もバランスの取れた優良な選択肢。特にキャッシュバックの貰い忘れを懸念するユーザーにとって、非常に信頼性が高いです。
この代理店でのキャンペーンでは、auひかり公式のキャンペーンと合わせると結局つぎのような特典内容となります。
- (公式)auからauPAY残高に10,000円のチャージ
- (公式)auひかりの月々の利用料金から1000円割引を20か月(20,000円)
- (NEXT)乗り換え上乗せ20,000円
- (NEXT)1ギガ回線で43,000円(10ギガ回線なら63,000円)キャッシュバック
- (BIGLOBE) 25,000円キャッシュバック
注:①光電話をつけるプランです。②プロバイダとしてBIGLOBEを指定するプランです。これで全然いいと思います。
キャッシュバックの時期は?
NEXTからの特典はメチャクチャ早く開通月の翌月末までに振り込まれます 。プロバイダBIGLOBEからの分は開通から4ヶ月後にプロバイダのマイページで申請手続きを行い、その後振り込まれます 。
申請手続きは超簡単!
NEXT:申し込み時の確認電話の際に、オペレーターに振込口座を伝えるだけで完了し、それ以上の手続きは一切不要です(申請不要) 。BIGLOBE分: 別途、後日プロバイダのWebサイト(マイページ)での申請手続きが必要。
NNコミュニケーション経由で申し込む(キャッシュバックも十分、翌月振込!)
圧倒的な申請の簡便性と確実性。「キャッシュバックは必ず貰える」という信頼性を最大の強みとしています。この実績はKDDIから18期連続で表彰されていることや、99%以上と公表されているキャッシュバック実施率によって裏付けられています 。
安全性と確実性を最優先するユーザーにとって、これ以上ない選択肢。金額面でわずかに他社に劣る場合もありますが、特典を確実に手に入れるという観点では市場で最も優れています。
キャンペーン内容についてはNEXTと非常によく似ていますが、代理店からのキャッシュバック額が選ぶプロバイダによて違ってくるという点とキャッシュバックの額が若干NEXTとは違います(1000円低い)。
しかし逆にプロバイダからの特典がより強力になっています。
BIGLOBEを選んだ場合にキャッシュバックの25,000円は同じなのですが、さらに月々の利用料金から2,200円の割引を5か月割り引いてくれる特典が付いています(∔11,000円の特典上乗せになる)。
- (公式)auからauPAY残高に10,000円のチャージ
- (公式)auひかりの月々の利用料金から1000円割引を20か月(20,000円)
- (NNコミュニケーション)乗り換え上乗せ20,000円(郵便為替)
- (NNコミュニケーション)1ギガ回線で42,000円(10ギガ回線なら62,000円)キャッシュバック(ただしプロバイダはBIGLOBEを選ぶこと)
- (BIGLOBE)25,000円キャッシュバック
- (BIGLOBE)月々の利用料金から2,200円を5か月間割り引いてくれる
アウンカンパニー経由で申し込む(キャッシュバックも優秀!しかも即日振込)
キャッシュバック額は他社より若干劣るものの、「開通後、最短即日振込」という業界最速の支払スピードを誇ります 。乗り換えに伴う初期費用を即座に補填したい場合に最適な選択肢となります。
前2社がプロバイダをBIGLOBEを選ぶことでキャッシュバック額が最大になっていたのと違い、アウンカンパニーは@niftyを選ぶことで額が最大になります。
残念ながらプロバイダから特典はありません。
- (公式)auからauPAY残高に10,000円のチャージ
- (公式)auひかりの月々の利用料金から1000円割引を20か月(20,000円)
- (アウンカンパニー)乗り換え上乗せ20,000円
- (アウンカンパニー)1ギガ回線で55,000円(10ギガ回線なら75,000円)キャッシュバック(ただしプロバイダは@niftyを選ぶこと)
キャッシュバックは、開通確認後最短即日で振り込まれます 。これは他のどの代理店にもない圧倒的なスピードです。
3.ドコモ光への乗換え
ドコモ光回線の特徴は何といってもNTTフレッツ設備をまんま利用する光コラボレーション回線だということです。
2025/6現在ドコモ光は10ギガ回線も1ギガ回線も半年間月額料金500円というキャンペーンを実施しているので今なら狙い目でもあります。
通信品質や提供エリアはNTT東西と同じで全国です。 宅内の機器もすべてNTTのフレッツ用機器がNTTより提供され、故障時はドコモの窓口を通じてNTTフレッツの故障修理部門がその保守点検を全面的に担っています。
NTT東西の設備技術は現在多くのコラボ事業者に利用されています。(総務省:情報通信白:)
公式キャンペーンの内容
まず解約金だけでなく端末残債もキャンペーンの対象になります。がしかし上限が25,000円となっっており、残債がそれ以上の場合は満額でますが、それ以下の場合は残債額の範囲までとなります。
現金でのキャッシュバックではなくdポイントの付与であるのが特徴。
4ヶ月後の月末までに、SoftBank Airの解約費用が確認できる証明書をドコモ指定の方法で提出する必要があります。
ポイントは利用開始月の6ヶ月後に付与され、有効期限は進呈月を含め6ヶ月間です 。
その他の特典:ドコモ光の開通工事費用(22,000円)が無料になったり、ドコモ光のプランに応じてさらにdポイントが進呈される特典があります(1ギガ回線で2,000ポイント、10ギガ回線で17,000ポイント)
公式あるあるですがやはりパッとしませんね。ないよりはましですがやはり代理店その他のキャンペーンに頼らざるを得ません。
ただドコモ光を販売する代理店の独自キャンペーンは、auひかりほどのものはありません。一般にauひかりへの乗換えより代理店独自のキャンペーンも低いのが特徴です。
それはドコモが代理店に成約時にキックバックする額が低いことを示しています。
GMOとくとくBB経由で申し込み
でた!またもやGMOです。今回は代理店ではなく本来業務のプロバイダとしてアクセス回線をドコモ光にしたプランとして販売するパターンです。
回線をドコモ光にしてプロバイダはGMOとくとくBBという一つの商品としての提供です。
ソフトバンクエアーの端末残債の負担をドコモ光への乗換えで目指すなら、キャッシュバックの額などから見てこれしか効果的な選択はないと思います。
オプション加入不要で、1ギガプランの場合で最大39,000円、10ギガプランでは最大57,000円の現金キャッシュバックです。
ただ特設サイトからの申し込みでなければ適用がないことに注意しなければなりません。
しかし、auひかりの販売の時と同じく、キャンペーンの申請手続きが申請手続きの期限切れとなりやすいようにトラップが仕掛けてあることです。
ここでも多くのユーザーが期限切れのため結局特典を受けられないという事態が発生しているようです。
auひかりの時とは違って比較的早く開通後4か月目~5か月目に申請案内がメール出来ます。
これを見逃さない事に尽きますが、このメール ユーザーが普段使っているメールアドレスに送ってくれるわけではありません。
新たにGMOが発行する新規のメールアドレス宛(@gmobb.jp)にしか申請案内を送ってきません。なので気づかないくて期限過ぎちゃう。
しかしこんなメアドなんて、普段使っていません。スマホやPCに新しいメールアカウントとして登録していないとメール来ても見れません。てか、来たことすら気づきませんよね。
ここに振り込み口座の情報などを記入して1か月以内に返信すれば、翌月には無事振り込みが完了します。
なので、ここでも金額的にはソフトバンクエアーの端末残債を支弁するには十分な額であっても振り込みがおそそ開通後半年後くらいになるので一旦は立替えになりますね。
これがGMOトラップと呼ばれているものなのですが、予めカレンダーを使いTo Doリストでも作っておけば確実にキャッシュバックはゲットできます。
ということで誰にでも気軽にイチオシ!という感じではお勧めできませんが、GMOのキャンペーンはこれ以上ないくらいの高額キャッシュバックの特典があるだけに十分選択肢になると思っています。
ドコモ光を販売代理店NNコミュニケーション経由で申し込み
auひかりでも登場したNNコミュニケーションです。ドコモ光も代理店販売しています。
圧倒的な手続きの簡便さ、最速の振込スピード、そしてそれに伴うキャッシュバックの確実性です。顧客対応の評判も非常に高く、安心して申し込める代理店として多くの比較サイトで推奨されています。
NNコミュニケーションのキャッシュバック特典は、
15,000円(1G回線の場合)。35,000円(10G回線新規の場合)です。
キャッシュバック額はGMOには負けますが、翌日確実に振り込まれる点が大きな魅力。
ソフトバンクエアーの端末残債の支払いにも現実に補填の財源とできるので候補として紹介しました。
光コラボ事業者としてのGMOとくとくBB光への乗換え
これはGMOが他社の代理店やプロバイダとして販売してえいるのではなく、れっきとした自社の光回線サービス。 これもフレッツ設備をまんま使った光コラボ回線の一つ。
何故ここにこれを紹介したかというともはや意味不明な高額キャッシュバックを実施しているからです。
他社違約金補填(最大60,000円現金)と独自キャッシュバック(最大42,000円現金)を合算した総額は圧巻です。
ただいつものごとく「本音を言うとキャッシュバック払いたくありません!」と言っているのと同じくらい手続きを複雑にしてあります。
しかし別に詐欺やウソでは決してありませんのできちんと対策すればとんでもなく高額キャッシュバックの恩恵を受けることができますのであえて避けるような選択では決してないと思います。
因みに、先ほど紹介したアクセスラインをドコモ光にしてプロバイダをGMOにするというパターンと回線のスペックその他は全く同じです。
アクセスライン(回線)をドコモブランドにするかGMOブランドにするかだけの違いで、両者とも中身はフレッツとプロバイダGMOなので実質中身は全く同じです。
であれば同じ品質もものを買っているわけですからより大きなキャッシュバックを得られる方を選ぶのは正しい選択肢であるように見えてきます。
GMOとくとくBBの乗換えキャンペーンの超ウザイ申請手続き
そのまるでキャッシュバック払いたくないです!と言っているかのごとく複雑にしている申請手続きを紹介しておきましょう。
- 違約金補填の申請:
まず、光回線の申し込み完了後、送られてくるメールに記載の専用フォームから「解約違約金キャッシュバック」特典に別途申請する必要があります 。 - 証明書の提出:
開通月を1ヶ月目として3ヶ月目の末日までに、SoftBank Airを解約し、その費用証明書をGMO指定の方法でアップロードします 。 - 案内メールの受信:
「全員対象キャッシュバック」と「違約金補填キャッシュバック」の両方に関する口座登録の案内メールが、11ヶ月目に届きます 。
11か月後???
しかもこのメール、GMOから発行されたメールアドレス(@gmobb.jp)宛てにしか来ません。
普段は全く使わない専用のメールアドレスです。開通時にGMOから付与されるのですが、スマホなどにそのメールアカウントを設定しておかないとメール見れないだけでなく来たことすら気づきません。 - 口座情報の登録: ユーザーはこのメールを見逃さず、メール受信月の翌月末(つまり開通から12ヶ月目の末日)までに、指定のURLから振込先口座を登録しなければ権利を失います。
振込: 口座登録が完了した月の翌月末に、ようやく現金が振り込まれます。つまり、開通から実際に現金を手にするまで、丸1年を要することになります。
しかし代理店としてauひかりを販売する場合は、先ほども紹介したように半額づつ2回に分けて支払うわけですからそれよりはマシですね。
現金振り込みが開通1年後になりうという点と、11か月目に届くメールを見逃さないのであれば最高ランクにキャッシュバック(しかも現金)を得られるキャンペーンであることは間違いありません。
光回線への乗換えが不可能な場合の選択は?
- 他社ホームルーターへの乗換え
- ポケットwifiへの乗換え
これまで見てきたようにソフトバンクエアーの本体残債を効果的に(例えば実質0円)軽減するには光回線への乗換えがベストな選択肢です。
しかし光回線を引こうにも建物の構造上工事が不可能であったり、また引っ越しが頻繁にあるような特別な事情がある人はそれ以外の選択肢を探すほかありません。
その一つがソフトバンクエアーと同じカテゴリーに入る他社ホームルーターへの乗換えという選択です。
もう一つは屋外へ持ち出して利用できるポケットwifiへの乗換えという選択です。
どちらがいいかという事ではなく用途が全く違う回線だと考える方が正しいです。
自宅利用がメインの人はポケットwifiはお勧めしません。
通信品質がホームルーターにくらべて劣るからです。またソフトバンクエアーの端末残債に負担を軽くするという本稿の目的から見てもポケットwifiへの乗換えは一番効果が薄いといえます。
しかし、外出先での利用が多くホームルーターでは用を足さなかったというのがソフトバンクエアーの解約理由の場合は逆にポケットwifiしかありません。
いずれの選択肢においても光回線への乗換え時のような高額なキャンペーンはないのでソフトバンクエアーの本体代残債の経済的負担を軽くするという効果は弱いものとなります。
特にソフトバンクエアーを短期間で解約するようなケースでは残債も大きいので乗換えキャンペーンを使っても期待できるような軽減はなかなか難しいでしょう。
そのような前提を頭に入れたうえで見てゆきましょう。
他社ホームルーターへの乗換え
他社ホームルーターにもいくつか提供サービスがありますが、ソフトバンクエアーを解約して乗り換えるとなると実際はドコモhome5Gを選ぶかWiMAX系を選ぶしかないです。
Rakuten Turbo 5Gもありますが、まず乗換えキャンペーンは実施していません。
そのうえスマホプランなら使えるパートナー回線(au回線)のローミングがホームルータープランでは使えないなど訳が分からない仕様になっています。
Rakuten Turbo 5Gは自宅がよほど楽天モバイル回線のみで快適に利用できる電波環境であることが予め解っているなどの特殊な場合でないかぎり自宅オンリーでしか使えない本サービスへの乗換えは慎重にならざるを得ませんね。
以上のような理由で結局、ドコモhome5Gを選ぶかWiMAX系を選ぶかになってきます。
ソフトバンクエアーを解約する理由もそれぞれだと思いますので、一概にどちらをおすすめするとは言えませんが、本記事の目的である”ソフトバンクエアーの端末残債の補填にとってどちらが有利か?”と言えば明らかにWiMAXを販売するプロバイダ窓口で乗換えする方が明らかな正解になります。
しかし、通信品質や電波のエリアなどサービスの品質の根幹にかかわるものについてはドコモに軍配があがります。
結論的な事をごくごく大雑把に言えば、回線の品質よりとにかく経済的負担を軽くしたいというならWiMAX系を選ぶべきで、経済的な面も重要だが、やはり回線品質は無視できないというならドコモを選ぶべきです。
具体的にチェックしてゆきましょう。
1 ドコモhome5Gへの乗換え(乗り換えキャンペーンより回線品質を重視)
ドコモ home 5Gへの乗り換えは、「公式」と「代理店」の特典を両方受け取る「二重取り」戦略が最も効果的です。これにより、目先の現金需要と長期的なメリットの両方を満たすことが可能になります。
公式では「解約違約金」や「端末残債」の合計額に対して、最大22,000円相当のdポイント(期間・用途限定)が還元されます 。
還元が「現金」ではなく「dポイント」であること、そして受け取りまでに半年という長い期間を要する点は注意が必要です。
ここでも販売代理店の独自キャンペーンの助けが必要となります。ドコモhome5Gへの乗換えで独自の乗換えキャンペーンをしているのは①GMOとくとくBBと②NNコミュニケーションズの2社です。
ドコモhome5GをGMOとくとくBB経由で申し込む
ソフトバンクエアーの端末残債の補填になるかどうかで言えば、”ダイレクトには補填にはならない”が結論。特典の内容がアマゾンギフト20,000円分なので。
もちろんドコモ公式のキャンペーンも適用されます。
公式ではソフトバンクエアー解約時の解約違約金や端末残債も含め上限22,000円までを補填してくれます。 しかしこれも現金での振り込みではなくdポイントへの還元です。しかも利用できる用途も利用期間も限られています。
あとhome5Gの月額料金3ヶ月間相当分のdポイント(期間・用途限定) 15,840pt分の還元があります。
ないよりましという程度の乗換えキャンペーンに過ぎません。
ドッコモhome5GをNNコミュニケーション経由で申し込む
ここはドコモの公式に加えてキャッシュバック15,000円を現金で課金開始の翌月に振り込んでくれる。しかも申請手続きは不要。 開通時にキャッシュバック特典の振込先口座情報を担当オペレーターにお知らるだけ。
現金振り込みなのでソフトバンクエアー端末残債の補填にはいくらか貢献しますね。しかも振り込みが翌月と早い!
ドコモ公式についてはもちろん適用があり内容は同じです。
大手キャリアの安定した電波を望みつつ、ソフトバンクエアーの本体代残債の負担を出来る限り軽くするのであればNNコミュニケーション経由で申し込むのが最適です。
2WiMAXへの乗換え(残債補填目的ならやはりこちらがおすすめ)
「WiMAX 」は、特定の通信事業者が単独で提供するサービスとは異なり、auのネットワークを基盤としながら、多数の「プロバイダ」と呼ばれる販売代理店が独自の料金プランやキャンペーンを付けて販売しています。
ドコモhome5Gへの乗換えに比べてソフトバンクエアーの本体残債を補填するにはより効果的な乗り換えとなります。
WiMAXを販売するプロバイダのうち乗換えキャンペーンで要チェックなのがやはりここでもGMOとくとくBB WiMAXです。 光回線なみのキャッシュバックをやっているのはコレただ一社です。
ただしここにもGMOトラップがあるので注意は必要。
Broad WiMAXも乗換えキャンペーンを実施していますがキャッシュバックの額が46,000円にとどまるのと、なにより端末残債は対象外と明記してあるので今回は紹介しませんでした。
またRakuten Turboも先ほども触れましたが、他社からの乗り換えユーザーの解約費用を直接負担するという形のキャンペーンは存在しません。Rakuten Turboへの乗り換えを選択した場合、ソフトバンクエアーの端末残債は全額自己負担となるので紹介しませんでした。
GMOとくとくBB WiMAXを申し込む(残債補填ならこれ一択)
まず新規に申し込む人全員に21,000円のキャッシュバックがあり、次に他社からの乗換えの人にはさらに他社解約時に発生するもろもろの費用を最大50,000円を上限にキャッシュバックします。
このもろもろに解約違約金だけでなく、端末残債も入ることが明記してあります。
それに2つのオプションをつけるとさらに2,000円キャッシュバックされます。
2つのオプションとは
- 【インターネット安心セキュリティ】
- 【スマホトラブルサポート+】
のふたつです。
オプションを付けなかったとしても総額71,000円の現金振り込みによるキャッシュバックは他のライバルを寄せ付けません。
ただしGMOトラップがあります。11ケ月目に振り込み口座を登録してねというメールが届きそれに口座情報を入力すると翌月末までに振り込まれます。
つまり開通して1年経ってようやくキャッシュバックが振り込まれるわけです。
しかも11か月目に届く案内メールはあなたが普段使っていないGMOが開通時に付与するメアドあてだけに届きます。
このメアドをスマホやPCのメールアプリに設定しておかないと見れないし来たことにすら気づけません。これがGMOトラップというやつです。
ただこの辺の手続きをしっかりやれば100%これらの金額が実際に振る込まれますので避けるキャンペーンではないと思います。
ポケットwifiへの乗換え
ソフトバンクエアーを解約して他のインターネット回線に乗り換えるとして、ポケットwifiはどうなのか?
実はポケットwifiはくくりとしては一つのカテゴリーであることは間違いないのですが、現在提供されているサービスを大別すると3つに分かれます。
それぞれターゲットが明確になっています。特徴がはっきりしているのです。
- WiMAX系
- クラウドSIM系
- 大手キャリア系(ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル)
逆に言えばそこがわかっていれば選びやすいともいえます。
ただ3番目にあげた大手キャリア系ですが、ドコモ、ソフトバンク、auといった3大キャリアに関して言えば、大手キャリアであるという安心感以外に特に大きなメリットがない気がします。
ドコモやソフトバンクのポケットwifiサービスはデーター容量無制限ではなくそれぞれ30GB、50GBという限度つきプランである上に、端末代金や何やらを加えるとかなり割高感を感じます。
またauにしてもポケットwifiが使用する回線はWiMAXです。なのにどのWiMAXプロバイダより高い。
他に選択肢がないなら、選ぶしかないのかもしれませんが、各プロバイダ提供のWiMAX系という選択肢も、クラウドSIM系という選択肢だってあるわけです。(またキャリア系の中でもRakutenモバイルという選択肢もある。)
ということで本稿では大手キャリアのポケットwifiは選択肢にはいれないことにします。
ではそれぞれの特徴を見ていきます。
回線の性能を最重視するなら断然WiMAX系
オンライン会議や大容量ファイルのダウンロードを快適に行える、光回線に匹敵する通信速度。通信量を気にせず使える無制限のデータ容量。接続の安定性が必要な派。
WiMAX が唯一の選択肢です 。
その圧倒的な通信速度(ギガビット級)と無制限プランを両立させている唯一の商品だからです。
あとはそれをどこで申し込むか?
WiMAXを扱うプロバイダは実に20社以上もあり、どこがいいかはかなり迷います。
本稿がおすすめするのはやはり、BIGLOBE WiMAX、カシモWiMAX、GMOとくとくBBWiMAXの3社です。
販売実績もあり、キャンペーン内容やプランに一定の合理性があり選んでも損をするような選択とはならないと考えるからです。
おおくの紹介記事でもこの3社は鉄板で紹介されています。安心して選んでOKです。
何を基準に選べばいい?
各社が提供するサービスはWiMAX+5Gで全く同じ、端末も同じ。つまり回線のスペックも品質も全く同じサービスです。どこから申し込んでも同じレベルの通信環境が得られます。
そうなると比較するにはまずは各社が提供するプランの内容、とりわけ①月々の利用料金や②開通時にかかる費用、③端末代金の支払いプラン、それから④適用されるキャンペーンなどを比較することになると思います。
ただ、多くのプロバイダーが、初年度だけ安い料金を提示したり、受け取り条件が複雑で忘れやすい高額キャッシュバックを謳ったりすることで、見かけの安さを演出しています 。
一見しただけではどこがお得なのか、あるいは自分のお金まわりから考えてどこで契約するのがいいのかは見えてきません。
多くのサイトでは見せかけではない、実質的な月額(実質月額料金)で比較することを推奨しています。
実質的月額料金とは、契約期間中(例:36ヶ月)に支払う総費用(月額料金の合計+初期費用+端末代金)から、キャンペーンによる還元額(キャッシュバックなど)を差し引き、その金額を契約月数で割った、1ヶ月あたりの実質的な負担額を指します 。
ただそれでけでは足りない気がします。
実質月額料金というのはあくまで計算上の金額であって、実際にそれが毎月WiMAX代として家計簿に乗る金額ではないからです。
自分のキャッシュフロー(月々の収入や支払いの実際)から見て、ポケットwifi にかけられる費用は人それぞれです。
2年間や3年間の総額で高い安いを比較するより、むしろ大事なのは実際に月々いくらポケットwifi費として予定していればいいかをはっきり知ることです。
実質月額料金という考え方は開通時に高額なキャッシュバックをもらっていれば、それが総額からマイナスされて÷24だとか÷36で計算すると実際の月々の支払額よりかなり低く算出されます。
実質月額料金はとても便利な指標ではありますが、それだけで高い安いを判断するのは危険です。
筆者は迷った時の最後の最後に参考にすべき指標だと考えています。
3社のポケットルーターサービスをあらゆる面から比較しよう!
これらの観点から、3社を徹底的に比較します。
最初に重要な点を1点。
支払い方法についての注意
料金の支払いについてクレジットカードによる支払いをしたない(もしくはできない)なら選べるのはBIGLOBE WiMAXだけだという点です。
他の2社はクレジットカード払いのみしか許された支払方法がありません。
BIGLOBEはクレジットカードを持たない、あるいは持ちたくない学生や若年層、フリーランス、経費管理の都合上、定期的な支払いにクレジットカード利用を避けたい個人事業主など、日本の市場にはクレジットカード決済から除外されてしまう一定数の顧客層が存在することを明確に意識しており、そこに一定のニーズがあることを知っており、そこにリーチする有効な武器として口座振替(銀行口座からの引落)を位置づけていると思われます。
なのでこの支払方法は単なるユーザーの利便性を図るという意味を超えて、顧客獲得の重要な戦略として機能しているのでBiGLOBE側もそれなりにちゃんと力を入れています。安心して堂々と口座振替を選べばいいと思います。
これに反してクレジットカード支払いOKという人なら3社すべてが選択の対象となります。
端末代金の支払いについての注意
1.端末代月々の支払額は?
端末は3社とも同じで、
- 最新機種のSpeed Wi-Fi DOCK 5G01を選べます。
- 端末代金: 27,720円(税込)です。
一括で支払うか、分割にするかという話。分割を選ぶのが通常だとおもいますが各社分割にできる回数などで少し違いがあります。
また月々の支払に分割代と同額の利用料金割引サポートがあるカシモとGMOでは実質0円といえます。
BIGLOBE WiMAX 一括払い、24回分割払い、36回分割払いの3択
割引サポートはなし(月々利用料金に端末代も乗っかってくる)
カシモ WiMAX 一括払い、36回分割払い分割かの2択
サポートがある(月々は利用料金のみ考えておけばばいい)
GMOとくとくBB 一括払い、24回分割払い分割かの2択
サポートがある(月々は利用料金のみ考えておけばいい)
2.解約時に端末代の残りはどうなるか?
一括支払いの場合は関係ないです。多くの方は分割を選択するのでここは重要です。
契約どおりの分割回数で支払い済み(完済)の場合はなにも気にすることはありません。
約束の分割回数未満で解約するような場合は、端末代の未払い分が解約時にドンときます(端末残債)
解約する時期によって負担の重さは違います。例として1年で解約を考えるとしてシュミレーションしてみます。
BIGLOBE WiMAX 24回払いが契約なら1155円×残り12か月分で 残債負担は13,860円
36回払いが契約なら770円×残り12か月分で残債負担は9,240円
カシモ WiMAX 36回払いしかないので770円×残り24か月分で残債負担は18,480円
GMOとくとくBB 24回はらいしかないので1155円×残り12か月で残債負担は13,860円
いつまた解約するかわからないという人は、早期解約の可能性を考えて端末残債が一番軽いBIGLOBE WiMAXで36回払いを選択すればいいです。
月々の支払金額の実際
さていよいよ実際に月々いくらかかるのか? これは月々の利用料金がベースとなりますが、それに端末分割代が乗ってくる場合、割引があり実質端末分割代は0円に等しい場合で違ってきます。
それだけではありません。ベースとなる月額利用代金自体が開通月からずっと一定のプロバイダもあれば、一定期間までは安くて、それを過ぎるとグンと高くなるプランもあります。
月々ポケットwifi費としていくら考えておけばいいのかについては予め整理しておく必要がありそうです。
一覧表にしてみました。
料金項目 | BIGLOBE WiMAX | カシモWiMAX | GMOとくとくBB | |
---|---|---|---|---|
初月 | 事務手数料 | 3300円 | 3,300円 | 3,300円 |
月々の利用料金 | 0円 | 1,408円 | 1,375円 | |
端末分割代金24回時 | 1155円 | 1,155円 | ||
端末分割代金36回時 | 770円 | 770円 | ||
支払合計(24回分割の人) | 4,455円 | 3,520円 | ||
支払合計(36回分割の人) | 4,070円 | 3,938円 | ||
1ヶ月目~ | 月々の利用料金 | 3,278円 | 4,818円 | 3,784円 |
端末代含む合計24回分割の人 | 4,433円 | 3,784円 | ||
端末代含む合計36回分割の人 | 4,048円 | 4,818円 | ||
25ヶ月目~ | 月々の利用料金 | 4,928円 | 4,818円 | 3,784円 |
端末代含む合計24回分割の人 | 4,928円 | 3784円 | ||
端末代含む合計36回分割の人 | 5,698円 | 4,818円 | ||
37ヶ月目~ | 月々の利用料金 | 4,928円 | 4818円 | 4,807円 |
これらの各種割引以外の特典はどうか?キャッシュバック等はあるか?
本稿の目的がソフトバンクエアーの期間満了前解約による端末残債を出来るだけ乗換えキャンペーンによって軽くするための情報提供という点からすれば、大事なのはココです。
ただ、エアーターミナルの残債補填という面ではポケットwifiともなると光回線への乗換えなどと比べて極めて弱いのが実情です。
ポケットwifiを選ぶ必要がある人はエアーターミナルの残債の補填は乗換えキャンペーンによってもあまり期待できないことを覚えておいて下さい。
GMOはここでも意味不明な高額キャッシュバックを実施していますが、実際振り込みされるのは1年後で、そのうえ申請が超トラップに満ちており安易にはおすすめできないけれど、手続きさえきちんとこなせば確実にこの高額キャッシュバックが手に入ります。
1.BIGLOBE WiMAX キャッシュバックで翌月に現金13,000円の振り込みでめちゃくちゃ解りやすいし確実。
2.カシモ WiMAX 申し込み窓口(申込サイト)によって特典が全然違います。
- ソフトバンクエアー解約時に発生する違約金等を補填する特典を出しているのは公式のみで公式サイトらの申し込みに限定されます。(カシモ公式乗換えキャンペーン )
その代わり公式サイトからの申し込みではそれ以外のキャッシュバック等はありません。
- 公式以外の特定のサイト経由で申し込む場合にサイト運営側から特別にキャッシュバックされる場合があります。乗換えキャンペーンとは違うし、現金振り込みではないけれど残債補填には一応なりえますね。
28,000円のAmazonギフト券を付与するサイト
10,000円のAmazonギフト券を付与するサイト
3.GMOとくとくBB 新規契約でのキャッシュバック34,600円と他社からの乗換えキャンペーンとして解約時発生費用の最大40,000円までの補填が基本。 ただしここでもGMOトラップあり。
究極のコストパフォーマー(価格を最優先するユーザー)
とにかく月々の利用料金を安くあげたいという人は、楽天モバイルかクラウドSIM系のいずれかが選択肢となります。
データ容量無制限にこだわるなら楽天モバイル一択になります。クラウドSIM系にはデータ容量無制限のプランはありません。楽天モバイルにも無制限プランそのものはないですが、使用量が20GBを超えると、どれだけ使っても月額3,278円(税込)なので実質容量無制限になることです!
速度は両者とも理論値下り150Mbpsで同じです。(WiMAX系よりかなり遅いですが、電波環境が良ければこれで実際困ることはないはずです。)
クラウドSIMというのは端末に契約先回線事業者のSIMを挿すのではなくクラウドサーバー上に各社のSIMが複数挿してあり、システムがユーザーのいる場所に最適な通信事業者の回線(ドコモ、ソフトバンク、auなど)を選択してそのその場その場でSIMを自動切替し通信を行うので、実質的に圏外がなくなります。 ただ速度は最大でも150Mbpsに抑えられています。
楽天モバイル:
キャンペーンや割引などなしでもともとの基本プランでコストパフォーマンスが一番高いのが楽天のポケットwifiです。
楽天モバイルのポケットWiFiは、「Rakuten WiFi Pocket」という専用のルーター端末と、「Rakuten最強プラン」という料金プランを組み合わせて利用するサービスです。
簡単に言うと、楽天モバイルのスマホと同じ料金プランを、ポケットWiFiで使うというイメージです。
〜3GBまで:月額1,078円(税込)
3GB超〜20GBまで:月額2,178円(税込)
20GB超〜:月額3,278円(税込)
この料金プランのすごいところは、20GBを超えると、どれだけ使っても月額3,278円(税込)でデータ容量無制限になることです!
つまり、
あまり使わない月は安く済む
たくさん使う月は、定額で使い放題
という、非常に柔軟で無駄のない料金体系になっています。
端末代金: 10,820円(税込)
ただし、多くの場合、プラン契約と同時に申し込むことで1円などの大幅割引キャンペーンが適用されます。
ただ楽天の回線の最大の弱点が他のポケットwifiと異なり端末が基本プランでは5Gに対応していない。
郊外や山間部ではほとんど繋がらない事が多い。繋がっても超遅い。。など回線性能には問題が多い事を指摘する声もあります。
回線性能よりも低料金!という人には十分選択肢になります。
100GBクラウドSIM系
クラウドSIMについては次項のユーザーがターゲットの中心ですが、実質月額料金の面でも比較的安価でありコストを最優先に考える場合の選択肢にもなりえます。
次項で一緒に扱います。
頻繁な出張や旅行で国内外を問わず移動が多いユーザーは
海外渡航が多い人はもちろんですが、別に海外には縁もゆかりもない人でも構内移動が多い人には多くのメリットがあります。
まずは圏外に超なりいくいということです。
国内のキャリアの回線をフルに自動で切り替えて利用できるわけですからこれは強いです。
クラウドSIMサービスがこのような人達のために作られたと言っても過言ではありません。
国内では3キャリア(ドコモ、ソフトバンク、au)対応なので接続は安定します。
更に、この端末一つあれば海外100カ国以上に対応できるシームレスな利便性は、他のどのサービスにもない大きな特徴です。
この「手間のかからなさ」は、頻繁に移動するユーザーにとって金銭的価値以上のメリットをもたらします。
使うであろう容量のプランを契約できる。(10GB~100GBまで)
クラウドSIM系は容量マックスなプランが100GBなのでそちらで比較しましょう。
1. モンスターモバイル (100GBプラン)
- 実質月額料金: 約3,085円/月 (24ヶ月契約の場合)
- 強み:
- 2年間を通して安定した低料金が魅力。大きな変動がなく、家計の管理がしやすい。
- 14日間の無料お試し期間があるため、契約前に自宅や職場の通信環境を確認できる安心感がある。
- クラウドSIMのため、3キャリアの中で電波の良い回線に自動接続され、広範囲で利用しやすい。
- 1日あたりのデータ制限がない。
- 弱み:
- 海外での利用はできない。
- 支払い方法がクレジットカードのみ。
- おすすめの人:
- 日本国内での利用がメインで、月額料金の安さと安定性を最重視する方。
- 契約前にお試しで通信環境を確認したい方。
- 日次制限を気にせず大容量を使いたい方。
2. ゼウスWiFi (100GBプラン)
- 実質月額料金: 約3,278円/月 (24ヶ月スタンダードプランの場合)
- 強み:
- 契約初期(最初の3ヶ月間)の月額料金が非常に安く設定されているため、初期費用を抑えたい方には魅力的。
- 最大の特長は、国内だけでなく海外(109カ国)でも利用できること。海外渡航が多い方にとっては非常に便利。
- 1日あたりのデータ制限がない。
- 一部プランで口座振替に対応している場合がある。
- 弱み:
- 初期割引期間が終了すると、月額料金がモンスターモバイルやどこよりもWiFiより高くなる傾向がある。
- お試し期間がない。
- おすすめの人:
- 頻繁に海外出張や旅行に行く方。
- 契約初期の費用をできるだけ抑えたい方。
- ある程度の料金は許容し、海外利用の利便性を求める方。
3. どこよりもWiFi (100GBプラン)
- 実質月額料金: 約3,058円/月 (36ヶ月の端末割賦込み)
- 強み:
- 実質月額料金が今回比較した3社の中で最も安い(ただし、36ヶ月の端末割賦が含まれているため、短期解約には注意が必要)。
- ドコモ回線に特化しているため、ドコモの安定した広いエリアを利用できる。
- 初月が日割り計算される。
- 弱み:
- 1日4GBという日次制限がある点に注意が必要。短期間で集中的にデータを使うヘビーユーザーには不向き。
- 端末代金が別途かかる(割賦払い)。36ヶ月以内の解約の場合、残債の支払いが必要。
- 海外での利用はできない。
- お試し期間がない。
- おすすめの人:
- とにかく月額料金の安さを最優先する方。
- 1日のデータ使用量が4GB以内に収まる方(日常使いで動画を長時間見ないなど)。
- ドコモ回線の安定性を重視する方。
- 3年程度の長期利用を考えている方。
クラウドSIM系の最終的な選び方
- 「とにかく安さ」と「日次制限なし」を重視するなら: モンスターモバイル
- 2年間の実質月額料金が安く、安定しており、日次制限がない。お試し期間もあるため安心。
- 「海外利用」や「初期費用を抑えたい」を重視するなら: ゼウスWiFi
- 海外での利用はゼウスWiFiが唯一の選択肢。初期の割引が魅力的で、一時的な利用にも向く。
- 「最も安い実質月額」と「ドコモ回線」を重視するが、「日次制限」を許容できるなら: どこよりもWiFi
- 36ヶ月利用時の実質月額は最安級。ドコモ回線の安定性は魅力だが、1日4GB制限があるため、使い方を考える必要がある。
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